
本日は2025年10月28日(火)11:00に情報公開された話題のスキャナー CZUR ET MAX をレビューしていく。
3800万画素の410dpiでのスキャンが可能。自動湾曲補正の搭載や斜めに被写体を設置してもまっすぐに補正、そしてある程度の編集や動画撮影もすることができる。
Makuakeでの公開期間は2025年10月28日11:00 〜 12月23日22:00となっている。前々から非破壊スキャナーは狙っていた、新しく買い替えを検討している方はぜひ最後まで読み進めてもらえると幸いだ。
本記事は製品提供にPR記事です。製品のメリット・デメリットを素直にレビューしていきます
Makuakeで2025年12月23日22:00までプロジェクト開催
Contents
CZUR ET MAX 特徴

- 3800万画素の解像度
- 410dpiでのスキャンが可能
- 自動湾曲補正搭載
- 選択肢の多いエクスポート形式
- 斜めのスキャンでもまっすぐに補正
- 複数の書類や名刺を1度ですべてスキャン!個別保存可能
- ページ半分をスキャン
- ブランクページ検出(空白ページ削除)
- 穴埋め(ファイリング穴を白く塗りつぶし)
- ウォーターマーク
- HDMIにより映像をディスプレイ表示
- 2.4インチプレビューモニター搭載
外観・デザイン

正面から見るとこんな感じ。折り畳みなどの機能はないが、安定した角度・高さからスキャンをしっかりと行ってくれる。

電源ボタンや各種ポートは台座背面に設置されている。
それぞれのポート種類は下記のとおり。

一部使用するのに制約のボタンがあるものの、土台に搭載されているボタンでライトの明るさ調整やスキャンボタンが搭載されている。ズームイン・アウトのボタンもあるがHDMIでディスプレイ接続したとき限定で利用が可能だ。

ヘッド部分には小型ディスプレイが搭載。これによりPC画面以外からでも本製品が捉えている被写体を確認することができる。
CZUR ET MAX レビュー
繊細なスキャンが可能

さっそくスキャンをしてみよう。僕の好きな書籍「読んだら忘れない読書術」(なぜか電子版も購入)を適当に設置してスキャンを開始。こんな雑に設置した被写体がうまくスキャンできるわけないだろう・・・なんて思ってたのですが、結果は下記のとおり。

いやいやおかしいだろ。しっかりスキャンできている。斜めに設置したのにちゃんと角度調整はされているし、多少の光の反射があるものの表紙に書かれているテキストはしっかりと読み事ができる。
このレベルならどんな書類もスキャンすれば綺麗なデータとして保存しておくことができるだろう。
見開きの書籍スキャンも可能

CZURシリーズのスキャナーをご存知じゃない方の為に少し説明するが、本製品の真骨頂は見開き状態の書籍をスキャンできることにある。
この手の書籍スキャンとなると、書籍を断裁してからスキャナーにかけることで綺麗にデータ化できるものの断裁した書籍は使い物にならない。しかし本製品は書籍を断裁することなくスキャンすることができる。

ただ見開きのページを指で抑えると指もスキャンされてしまうため、付属品の”指サック”を利用する。画像のように書籍の両側を抑えることで、指サック部分がスキャンされず綺麗にスキャンすることができるのだ。
スキャンしたデータが下記のとおり。

指サック部分はどこにないのがわかるだろう。テキストの解像度も問題なくしっかりと読めるレベルだ。いやこれマジでいいぞ。自宅にある書籍を全部データ化できる。
ここでひとつお気づきの方がいるだろう。指サックを使って両手で書籍を抑えてどうやってスキャンボタンを押すのか?と。
答えは下記のフットペダル。

これを足で押すことによりスキャンを開始することができる。一応、ページめくり時に自動でスキャンを開始する設定もあるので、好きなほうでスキャンするといいだろう。
複数の名刺を1度ですべてスキャン可能

仕事で出張に行き取引先などで大量に名刺をもらったりすることもあるのだが保存方法に困ることがある。そういうときも本製品は大活躍する。
上記画像のように無造作に名刺を並べて下記のように設定する
これで複数枚を同時スキャンすることができる。

モザイクをかけているが先程の無造作においた名刺をスキャンしたデータが上記の画像だ。名前はもちろん小さく印字されている会社住所や連絡先もキレイにスキャンすることができている。
名刺のような特に小さい用紙を一気にスキャンして、それぞれのデータとして保存できるのは、僕のようなサラリーマンにとっては重宝する。
スキャンしたデータにウォーターマークをつけることができる

スキャンしたデータをそのまま保存しておくでも良いが、本製品には色々な機能がある。その中のお気に入りがこの”ウォーターマーク”をつけることができる機能。
自分が作成した企画書や撮影した画像にウォーターマークを入れることで所有者を明確にして不正な利用を防ぐことができる。
あらかじめ用意された項目を選ぶこともできるが、カスタム設定で好きなテキストや画像をウォーターマークとして利用することができる。

試しに家のパース図にブログ名を入れてみた。いい感じでウォーターマークが入っている。ちなみに上記画像は斜めに入っているがある程度、自由な位置には設置することができるので安心してほしい。
単純にブログ用の写真撮影で本製品を使っても良い仕事をしてくれそうだ。
着脱式サイドライトにより光の反射を抑える

本製品にはトップライト以外にもサイドライトが付属している。パンフレットなど光沢感のある書類だと、どうしても光の反射で白くなるところが出来てしまう。
ただこのサイドライトを使うことにより”斜め45°”から光を当てることによりキレイにスキャンをすることができる。
例えば

上記画像はタマホームのパンフレットだが、下部のところが白く反射してしまっている。これをサイドライトを使うことで。

ここまで鮮明にすることが可能。画像だとわかりづらいかもしれないが、サイドライトを使う使わないで明らかにデータ品質に差がでてくる。スキャンする書類がパンフレットのような反射するような紙質は場合は積極的に利用することをオススメする。
2.4インチプレビューモニターで真上からスキャン画面を確認

本製品は上部に2.4インチのプレビューモニターを搭載している。いちいちパソコン画面で確認せずともこのプレビューモニターから確認してスキャンすることが可能。
ただプレビューモニターから確認してもスキャンするためのボタンを押すのがパソコン操作するんだったら意味なくない?と思っている方もいるかもしれないが、”手めくりで自動スキャン”機能を使うことでいちいちパソコン操作する必要はない。

他には先程触れたフットペダルや付属しているスキャンボタンを使うことでプレビューモニターを見ながらスキャンをすることができる。
パソコンとは接続しているものの、本製品とスキャンボタンがあることで、パソコンを気にせずにガンガンスキャンできるのは良いところ。
選択肢の多いエクスポート形式

スキャンしたデータは好きな形式でエクスポートが可能。
画像としてだけ保存するわけじゃないってのは嬉しいポイントだ。ちなみに本製品であるCZUR ET MAXのみ”PNG”と”BMP”の書き出しに対応している。
僕は書籍や漫画本をスキャンしてiPadで読むという運用をすることが多いので、PDF出力が多そうだ。
ある程度カスタマイズもできる

スキャンしたデータはある程度カスタマイズが可能となる。先程紹介したウォーターマークなどがそのひとつだ。専用アプリ左側にはカラーモードの選択や回転、切断などがある。ブランクページ検出や穴埋め、ウォーターマークの選択肢があるがこれは本製品限定機能。

アプリ下部にもスキャンデータをカスタマイズするための選択肢がいくつかあるので、スキャンしたデータを少し編集したり必要ない部分をカットしたり、OCRでテキストを抽出したい場合は利用するといいだろう。
動画を撮影することができる
なんとスキャンするだけではなく、動画撮影することもできる。
解像度は1920×1080ではあるが画質はかなりキレイ。仕事で作成したアプリの説明とかで使えそう。これは結構便利な機能である。
手元をキレイに撮影するのって難しいので、これは嬉しいポイント。
漫画を非破壊でスキャンできる

書籍を見開きでスキャンできるってことは漫画を非破壊スキャンできるってこと!!
なので、自宅にあるデータ化したい漫画をひっぱり出してきました。表紙は斜めってても整えてくれるのでサクッとスキャン。

わざとぼかしているけど、何の漫画かはおわかりいただけるだろう。見開きの一部ページだがかなりキレイにスキャンすることができました。本製品を使えば本の歪みを認識して自動で平面補正する”湾曲補正機能”のおかげで断裁せずともキレイにスキャンすることができる。
非破壊なので1ページずつスキャンする手間はあるものの、断裁しなくてもいいってのは大きい。
CZUR ET MAX リモートワークの活用
“手めくり自動スキャン”の活用
ここではリモートワークで特に活用できる機能を紹介する。まずひとつめに”手めくり自動スキャン”だ。リモートワークをしていると、どうも取引先の書類などが自宅に届くことがあり、データを本社に送信するシーンがあったりするのだが、そういうときに本製品が活躍する。
上記動画のようにスキャンしたら次の書類、スキャンしたら次の書類という形でスキャナーにかけるとどんどん書類をデータ化してくれる。
従来のスキャナーだと機械にFAXのように読み込ませる必要があるが、本製品なら上記動画のようにサクサクっとスキャンできるのは重宝するだろう。
作成したアプリ画面をzoomにて共有

本製品は動画を撮影する機能があるのだが、実はzoomで使うこともできる。
「CZUR Scanner」と「zoom」を同時で使うことはできないが、zoomだけ起動しているときにカメラを”CZUR”にすることで、手元を映し出すカメラに早変わり。
これにより、作成したアプリを実際のスマホ画面で操作しながら説明することができる。もちろんスマホアプリだけではなく、書類でもいいだろう。
ちなみに4K30FPSやフルHD60FPSと選択できるので、細かい箇所も解像度高く映し出すことが可能です。
リモートワークだから活躍する機能だ。
CZUR ET MAX ちょっと変わったプライベートの使い方
カードゲームのリモート対戦

プライベートでレシートスキャンや漫画本をスキャンする使い方もいいが、僕の使い方としてもうひとつだけ紹介しときたい。
このブログで初めて言うんだけど、ここ最近、学生の頃にハマっていたカードゲームを昔の仲間とリモートで楽しむことがある。そのときに CZUR ET MAX がとんでもなく活躍する。
zoomと接続して手元のカードを映しながら相手の手元を見ながらカードゲームをすることができるのだ。ライトもあるので鮮明に映し出すことができる。
4K解像度でカードのテキストもしっかりと相手に伝える事が可能です。
「そのカードなに?」となったらそのまま「CZUR Scanner」を起動して、カードをスキャンして送ってあげればいい。
地味に俯瞰撮影環境を作るのって難しいから、本製品だけで解決できるのはカードゲーマーにとっては結構ハマるかもしれない。
CZUR ET MAX 気になるところ
セッティングするのが手間

とんでもキレイにスキャンしてくれる代わりというわけではないが、セッティングするのに少し手間がかかる。なので、スキャンしたいなと思ってサクッと出して、サクッとスキャンというわけにはいかない。
専用マットを取り出して、本体をセット、電源ケーブルを接続しPCともケーブル接続、専用アプリを起動して初めて使うことができる。
僕の部屋は狭くて難しいが、頻繁に使用するのであれば専用デスクに設置しておくのがベストな使い方だろう。見た目もいいしね!スキャナーがいつでも使える部屋は憧れる。
見開きスキャンは慣れが必要

これはですね・・・本製品が悪いわけではなく、たぶん僕が悪いのですがどうも見開きスキャンをするときにたまにズレてスキャンされてしまうんですよね。
補正すれば問題ないのですが、書籍のように何ページもあるデータ補正って考えると少し大変。この辺は”慣れ”もあると思うので、スキャン技術を上げていきたいと思っている。
まとめ

こんな感じで、CZUR ET MAX のレビューを終えたいと思う。
スキャナーを新たに導入検討している方、買い替えを検討している方はぜひ1度チェックしてみるといいだろう。この手のスキャンしたデータって過去にもいくつか使ったことがあるものの、ここまで簡単にキレイにスキャンできるのはありませんでした。
特に僕のようなリモートワークで自宅で仕事をしているな人間にオススメだし。プレイベートでも間違いなく活躍しますよ!
では本日はこのへんで。
また明日の記事でお会いしましょう!
Makuakeで2025年12月23日22:00までプロジェクト開催








